集英社の学習漫画「日本の歴史」は全20巻
集英社の学習漫画「日本の歴史」シリーズは、全20巻で構成されています。
2016年の改定で、それまで2巻に分かれていた旧石器時代・縄文時代・弥生時代を1巻にするとともに、近現代史のボリュームを増やし20巻中8巻が近現代史になっています。
全巻セットで買うと、計18000円+税。
1冊ずつそろえた場合、1冊1000円(+税)×全20巻ですから、セットで買うと2冊分お得になります。
全巻セットを並べてみると、こんな感じになりました。一般的なカラーボックス1段目にシリーズ20巻が並びます(2段目に入っているのは別巻です)。案外コンパクトに収まりますので収納場所にも助かりますよ。
集英社の「日本の歴史」は2016年改訂。最新の資料&最新の学習指導要綱に基づいている!
集英社の学習漫画「日本の歴史」を選ぶメリットは、ズバリ最新の学習指導要綱に基づいている!ということです。
2016年に改訂版が発売され、内容が最新のものにリニューアルされています。
平成29年に告知された最新の学習指導要綱では、「グローバル化する社会」のなかで変化する社会の中で生き抜く力を養うことに重きが置かれました。
それを踏まえて、小学6年生での社会科の内容として
・第6学年の我が国の歴史学習においては,
「世の中の様子,人物の働きや代表的な文化遺産などに着目して」調べることや,「我が国の歴史の展開」を考えること,我が国が歩んできた「大まかな歴史」や「関連する先人の業績,優れた文化遺産」を理解すること。
という項目が追加されています。
それを受けて2016年改訂の集英社の「学習漫画」では、個々の歴史の事象に注目するのではなく全体的な歴史の流れを重視した内容になっているとともに、国際社会の中における日本の役割についての記載が増えています。
特に、20巻のうち8巻というボリュームを割いて明治以降の近現代史を集中的に取り上げていることからも、国際社会の中で日本の存在をとらえることを重視していることがうかがえます。
近現代史は、2022年から実施予定の次期学習指導要領でも重視されていて、ここ数年では大学入試での出題数も増えています。
最終巻20巻には昭和後半から平成の出来事を掲載。『壊されていく自然』『政治改革』『阪神淡路大震災』『サリン事件』、『東日本大震災』なども取り上げられています。
ストーリーが読みやすい
集英社の「学習漫画日本の歴史」は非常に読みやすいのが特徴です。
ストーリー仕立てになっているので、子供でもすんなり物語に入っていける「軽快さ」があります。
反面、深いところまで描写されていないとの指摘もありますが、小学生が歴史を流れとしてとらえるには十分な内容ですし、読んでいて苦にならないので歴史に親しみをもって接するツールとしては十分な内容です。
きれいな絵
改定する前にはリアルすぎる絵で敬遠されることもあった集英社の「日本の歴史」シリーズでしたが、2016年の改定版では実際に集英社で現在活躍している漫画家さんに書いてもらうことで、マンガとして読みやすい「軽快な日本の歴史」になりました。
1冊ずつ担当している漫画家さんが違うので絵のタッチも変わるのですが、これが案外面白く、「純粋にマンガとして面白い!」という意見も多いんだそうです。
集英社なら新品で買おう
前頁でも説明したように、集英社の「日本の歴史」シリーズを買うメリットは「最新の資料に基づく最新の内容」であるということ。それなのに、中古で発行年数の古いものを購入しては意味がないような気がします
中古で買うと安いのはわかるのですが、集英社なら、新品をおススメします。
[…] 集英社を詳しく […]