小学館の学習まんが「少年少女日本の歴史」は、全22巻別巻2巻、計24巻セット
小学館の学習まんが「少年少女日本の歴史」シリーズは、全22巻別巻2巻、計24巻セットです。
1980年代初めから順次出版され1996年で完結。増補・部分改訂をくわえながら現在までほぼ出版当時のまま現在も発売されています。まんがの世界で「学習漫画」というジャンルを確立したと言われる「あおむら純」先生の代表作です。
もちろんところどころ改訂されている部分はありますが、発売以来37年間愛され続けている、普遍普及のシリーズといえるでしょう。
全21巻だったところ平成の30年を収録した最新刊22巻が追加され、全22巻となりました。
小学館の強みは、「綿密な時代考証」と「丁寧な背景描写」
綿密な時代考証をふまえ、背景まで丁寧に描きこんであると評価が高い「小学館」の学習まんが「少年少女日本の歴史」シリーズ。
平安貴族の着ている物、生活の様子、武士の鎧の移り変わりの様子など、ひとつひとつ手書きで描写しています。
登場人物のセリフやストーリーにも、資料の裏付けに基づいており、内容の正確さと緻密さは大学入試にも対応できるほどの高レベルな内容です。
一方で、あまりに歴史的資料の裏付けにこだわった反面、ストーリー性に欠け、読み物として流れがないという意見もあります。すでに歴史を知っている人が好むとその素晴らしさがわかるけれども、歴史にこれから親しもうとする小学生には少々読みにくい一面もある、ということです。
しかし、今後長く手元において繰り返し読むことを考えれば、読み深めるうちにその素晴らしさが実感できる、奥の深いシリーズだと言えます。
小学館の日本の歴史は、絵がかわいい
小学館の日本の歴史シリーズは、全作あおむら純先生の作品です。
丸くかわいらしい漫画チックな作風なので、親しみやすく見ることができます。⇒1巻の表紙(中央は卑弥呼です)
他社の学習漫画では「描写がリアルで怖い」という意見があったりもしますが、小学館のマンガは子どもでも読みやすく親しみやすいのが特徴です。
小学館なら古本で買うのもあり
1980年代に出版されてから、ほとんどの部分で変化が見られない小学館。最新の資料には、増補・部分改訂という形で対応しているようです。
ということで、私としては小学館を選ぶのであれば、「中古で買うのもあり」ではないかと思います。
確かに部分的に説明書きが足りないことは承知の上での購入ということになりますが、多少中身が違うだけならお安く買えるならうれしいと思いませんか?
オークションなどは、説明書きをよく読んで、出品者の評価を十分に加味したうえで落札してください。
一見安いと思っても送料が高かったり、説明以上に本が劣化していたりすることはよくあります。
ご心配な方は、amazonの中古市場で買うのがおススメ。
amazon提携の書店からの発送ですので、取引もスムーズで迅速。本もキレイです。
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